2026年7月31日金曜日

核廃絶こそ唯一の道―8月に思う

  81年目の8月6日・9日がやってくる。「戦争が廊下の奥に立ってゐた」(渡辺白泉)「日に日に世界が悪くなる/気のせいか そうじゃない」(ハンバート ハンバート/笑ったり転んだり)と思う。世界で唯一の原爆投下(=核攻撃という名のホロコースト)を受けた日本の国是である非核三原則の見直し検討に踏み切る高市政権、「あらゆる選択肢を排除しない」とアメリカとの核共有も視野に入れる外相発言。核保有国指導者たちの国際法無視の狂人ぶり。どうしたものか?の問いに政治学者豊下楢彦著書『「核抑止論」の虚構』が答えてくれた。「核抑止論」の成り立ち、本質など歴史的・論理的に解明され、核廃絶に向かう道筋や日本のとるべき選択肢が提示されている。核システムに組み込まれたAIが、偽情報によって人間に代わり判断を下すリスクが現実味を帯びていることにノーベル賞受賞者が警鐘を鳴らしている。(岐路に立つ人類―人工知能と核兵器に関する宣言)「直面する重大な危険をなくす唯一の確かな道は、核兵器の廃絶で合意すること」しかないとのICAN(国連NGO)声明に心から賛同する。(S)

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