2023年2月24日金曜日

ロシアのウクライナ侵攻から1年

 昨年224日から始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻が1年もの長きにわたり続いている。いまだに収束が見えない。ロシアもたぶん最初は、1週間くらいでキーウを制圧できると思っていたのではないだろうか。戦争は、始まったらなかなか終わらないということは、今までにも、湾岸戦争・アフガニスタン侵攻などで明らかになっていた。ウクライナ支援ということでアメリカやイギリスなどから武器がどんどん送られていて、戦争被害者が増えるばかり。「はやく、戦争やめて!」との思いで、胸が苦しくなる。ところが、先日テレビを見ていると、フランスの武器製造工場が活気づいているというニュースが報道されていた。なんと言うことか!武器を作らなくなって工場が閉鎖されていたが、ウクライナ戦争で需要が高まり、働く場ができたという。武器は、破壊と人殺しの道具以外何物でもない。そのための貴重な資源とエネルギーを、すべての人の命と地球を守るために使えば、未来がどれほど明るいものになるだろうか。日本政府が戦争できる国にしようとしていること絶対止めなければ!(O

2023年2月16日木曜日

「ルフィ」より怖い介護保険の改悪

 東京狛江市の90歳女性強盗殺人事件をきっかけに特殊詐欺事件がクローズアップされ「ルフィ」と名乗る容疑者らの動向が微に入り細に入り連日報道されている。高齢者が狙われているが、ルフィより怖い介護保険の改悪が高齢者を襲おうとしているのをご存じか?

 私事だが90歳の母は、昨年の3月から食欲が減退し、それまで週3回楽しんでいたゲートボールもやめ、買い物に行っても何を買っていいかわからないという状態で体重が33㎏に。会いに行くと泣きじゃくり幼児のよう。いわゆる鬱だったのかも。その時、町のケアマネージャーが親切に話を聞き取り、デイケアセンターや宅配弁当の手続きを取ってくださり、たまたま週2回通うようになったデイに友人もいて、みるみる元気になり、ありがたかった。介護保険がなかったらと思うとぞっとする。

 2000年に導入された介護保険だが今国会で、利用料の負担増、ケアプラン作成の有料化、39歳以下の人からの介護保険料徴収など史上最悪の改悪案が提出されるという。怖い怖い。(S)  

2023年2月9日木曜日

岸田首相はどこの世界に住んでいるの?

 メディアの劣化をひどく感じる。昨年12月のフジテレビ・20代女性政治部記者に聞く「総理番の仕事って」?の質問に「私が取材を受ける立場だったら『嫌』と感じることはしないようにしています。相手が心地いいと思える距離で相手の心に寄り添い、信頼されるような記者とは、と客観的に考えながら行動しています」と答えている。一般市民が相手ならわかるが、公人相手の取材は違うでしょう!「権力監視」という視点がまるでない。これでは「政治報道」がただの政権の広報でしかないことがよくわかる。ヒトラーは、ナチスのプロパガンダ放送しか聞けないラジオを大量に安く売って国民を誘導した。メディア誘導は恐ろしい! 今でも岸田首相は国民の声はきかず、アメリカのご機嫌とり、未来の国民を守るためというが、コロナの死者は過去最高というのに、2類から5類へ。医療現場のことは議論せず、マスクをどうするかの話ばかり。酪農や畜産の廃業のことは話題にしない。防衛というなら、真っ先に食料の確保でしょう!輸入に頼っていては飢餓もありうる。「選択的夫婦別姓、同性婚は社会が変わってしまう」からと認めない(同性婚が認められた国は自殺者が減っている。いい方に社会は変わるでしょう)。安保3文書の方がよっぽど国の根幹が悪い方に変わってしまう。いったい私たちをどんな世界へ連れていこうとしているのだろうか?破滅しかないように思う。自分だけ安全なところにいて!(T)

2023年2月2日木曜日

第211国会開会。岸田首相の施政方針演説 暴走政治の本音が丸見え

  23日、岸田首相は「強い覚悟で新たな国家安全保障戦略など策定」し、「外交には裏付けとなる防衛力が必要」で「5年間で43兆円の防衛予算を確保」「反撃能力の保有」「将来にわたって維持強化」「そのために2027年度から毎年度4兆円の新たな安定財源が追加的に必要」「今回の決断は、日本の安全保障政策の大転換ですが、憲法、国際法の範囲内で行うものであり、比較三原則や専守防衛の堅持、平和国家としてのわが国としての歩みをいささかも変えるものでない」と施政方針演説。

「大軍拡します、財源はみなさんに負担してもらいます」とこれほどまでに大軍拡を前面に打ち出し、しかも憲法などの範囲内だと居直り、「憲法改正も先送りできない」課題だと9条改憲の意欲を打ち出しています。

 このままいくと、私たちのくらしは貧しくなるばかり、岸田自公政権は退陣を!4月には統一地方選挙。地方からNO!の審判を突き付けていこうではありませんか。           (Ý)