2022年8月31日水曜日

「日本のいちばん長い日」

 8月はヒロシマ・ナガサキ・終戦記念日と戦争と平和について考える月。今年は、明治維新から1945年の敗戦まで77年、敗戦から77年、戦前と戦後の時間量が等しくなる年。白井聡さんの解説を聞いてコミック「日本のいちばん長い日」を読んだ。小説があり、映画にもなっている。ポツダム宣言受諾、天皇の玉音放送まで、陸軍将校が本土
 決戦だ!受諾はさせないとクーデターを起こそうとする。クーデターは失敗に終わり終戦となる。「天皇は本土決戦を止められて良かった、私たちが戦争をやめて太平を開くんだ」と。国体とはなんだったのか?戦前教育は「天皇のために死ぬことが日本人の当然の義務であり、幸福だ」と言っていたのが戦後は「民主主義だ」と言い出す。8月15日以前に発していた言葉に責任を持った人はいなかった。それを考えなければならない。なぜ日本の民主主義社会がこれだけ腐敗、閉塞、無力感に陥っているか。今につながっている。戦後逆コースで戦犯などが公職に復帰、旧体制による支配体制が復活した。

 コロナ対策2年間進歩なし、間違った対処をした人を変えられない、統一協会と深いつながりがあったと言われている国家公安委員長をやめされられない。「外圧によってしか変えられないのでは」と白井さんは言う。とても考えさせられた。(T)

2022年8月18日木曜日

岸田第2次内閣発足  大軍拡・改憲まっしぐら

 お盆が過ぎたけれど、連日の猛暑。コロナ感染第7波が猛威を振るっている。徳島県でも2213人(8/18)と最多の数字。医療崩壊が起きている。

 岸田政権、支持率が低下する中、第2次改造内閣が発足した。自民党の閣僚全員が日本会議や神道政治連盟のいわゆる靖国派であり、今問題の統一協会とかかわりがある閣僚が7人。閣僚を選ぶ際、統一協会との関係の身体検査に国民は注目していたが、きちんとすれば、なれる人がいないのか、「自ら点検し」と調査もせず。

 閣僚・副大臣など4割が統一協会と関係を認めているとか。この内閣は安倍政治を継承し、大軍拡・改憲をまっしぐらに突き進もうとしている。萩生田自民党政調会長などテレビでもあれだけ報道されているのに、自民党とは関係ありません。なんてこった。「国会できちんと究明を」の声あげていきましょう。

#安倍元首相の「国葬」反対!  Y

2022年8月11日木曜日

先住民族アイヌを学ぶ』を読んで

 先日行われた徳島県母親大会の記念講演講師、石川康宏さんの著書を読んだ。以前、観光で北海道を訪れて、アイヌ民族の資料展示や、踊りの見学などをしたとき、踊りを見せてくれる方の表情が暗かったことが、ずっと記憶に残っている。このたび、発行された本を読み、歴史や現在の問題などについて考える機会ができた。教科書ではほんの1ページにも満たない記述しかないので、まず、自ら知ろうとしなければ、ずっと知らないでいることのなんと多いこと。この本で全てを知ることができるわけではないが、「2000年の長きにわたって、1つの国で、1つの場所で、1つの言葉で、1つの民族1つの天皇という王朝が続いている」と言った首相がいたが、少なくともこの言葉の浅はかな間違いははっきりわかる。この言葉は、多様性を認めない日本社会の根深い問題点だと思う。古代から、北海道を中心に生活し、独自の文明を持つアイヌ民族を明治政府は開拓という名の、支配と同化政策をとり、「北海道旧土人保護法」を策定し長きにわたりアイヌの風習を否定してきた。沖縄や、朝鮮半島などにも同じことがなされた。私たち同じ日本に住む人々の社会の中に、違う文化・風習を持つ民族をリスペクトする精神が欠けているのではないか、まず、知ることが大事。(O)

2022年8月4日木曜日

夏休み!頼りになる新婦人。学校給食への感謝。

 夏休みに入って一週間が経過。(今日は7月28日)25日の自由研究、27日の習字に孫二人が参加させてもらって作品を完成させた。ありがたや、ありがたや。初めて新聞を見て参加された方が入会されたことも嬉しい。昼ご飯にと朝早くからそうめん、かぼちゃの煮物など用意したのに「昨日も食べた。かぼちゃいらん」と口を揃える二
人。「世界には、食べられない子どももいるんだよ」と反論するも、押し切られて“なるちゅるうどん”(うどんなら食べるんや⁉)へ。一日でもこれだから夏休みだと毎日のことで本当に大変。学校給食はありがたや。しかし、子どもの貧困(=親の貧困)がコロナ禍で加速され、学校給食が頼りの子どもが夏休み明けで体重を減らして登校するという。子ども食堂が広がり、学生の生活支援にも長蛇の列ができる貧しい日本。いやいや日本が貧しいのではない。国の政策が貧しいのだ。せめて教育予算はOECD平均並みに(日本は、2017年比較可能な38か国中37位の2,9%、ノルウェーは6,4%、平均4,1%)。そして、親の貧困解決を。国に大切にされた子どもは、国を愛するだろう。少子化だからこそ子どもに手を差し伸べよう。その思いを強くした暑い一日。(S)