2023年6月23日金曜日

ジェンダーギャップ指数 ランキング125位 先進国では最下位


 ジェンダーギャップ指数の2023年版が発表された。日本は総合ランキングで146か国中125位(昨年は116位)。先進国では最下位、東アジア、太平洋地域19か国の中でも最下位。政治と経済の分野での男女平等のギャップがさらに大きくなった。

 政治分野で女性閣僚は2人、衆議院の女性議員は10.3%。この現状について、治部れんげさん(東京工業大准教授)は、「岸田政権は『新しい資本主義』で女性活躍推進を掲げているが、政権与党の責任が大きい」と言っている。国会議員の56%を占める自民党で女性議員は8%にすぎない。そもそも女性の候補者が2021年衆議院で17.7%、2019年参議院で28.1%と少ない。なぜだろう。衆議院小選挙区289人、比例代表176人となっており小選挙区での女性の立候補を阻む要因となっていると考える。

 今年の統一地方選挙で女性議員が50%を超えた自治体が9あり全部で11となった。徳島県内では県議は7.9%、市町村議会ではつるぎ町が33%、徳島市30%となった。女性議員ゼロが4町ある。地方議会では女性議員の数は上昇傾向にあるが、町村議会での比率は低い。「女性議員が半数になった武蔵野市や杉並区では議会の景色が変わり、普通に女性が半分いるということがあたりまえに」というコラムを読み、こんな風景がどんどん広がってほしいと思った。(Y)

2023年6月9日金曜日

「ゼロ・ウェイストPLUS~持続可能な暮らし」上映会へ


 6月4日、ごみゼロフォーラムの呼びかけで孫と一緒に吉野川干潟の観察とごみ掃除に参加した。大雨で集まった流木を除くと下からカニが嬉しそうに這い出てくる。はぁーっ!息ができた―という感じ。ちょっといい気分。絶滅危惧種になりそうなシオマネキも観察できた。ここの流木はそんなに多くなかったけれど、別の場所では大量のごみがあるという。海のごみは山と陸、川から集まる。自然に還るごみならまだしも、プラごみはだめ。レジ袋が有料化されて3年。マイバッグ持参もかなり浸透して、環境への意識も変わってきてはいるが、製造される量が半端ないから厄介。世界では毎年4億tを超えるプラスチックが生産され、3分の一が使い捨て。毎日2000台を超える収集車に満載のプラスチックが海洋、河川、湖沼に投棄されている。6月5日は世界環境デー、8日は世界海洋デー。国連は直ちに行動を起こせば、2040年までにプラごみ汚染を80%削減できるという報告書をまとめ、法的拘束力のある協定を作成すべく交渉を重ねている。さて個人は何ができるのか?上勝町でのごみを資源に還元する取り組みが映画化された。この作品で希望を目撃してほしい。7月1日(土)1時半~エコみらいとくしま(S)  


2023年6月2日金曜日

異次元の親ばか!巨大な政治の腐敗

 岸田首相の息子が首相秘書官を辞職した。昨年末に首相公邸で忘年会を開き、会見や組閣のまねごとまでしていたことに批判が高まったからだ。翔太郎氏は今年1月の外遊同行時にも公用車を使用した観光や土産購入が問題になっていた。首相はかばい続け、今回も厳重注意ですまそうとしていた。(本人はやめたがっていたが、裕子総理夫人の意向らしい)なんという権力の私物化だろう。まず、息子を総理秘書官にすることが任命権の私的流用だ。「適材適所の観点から総合的に判断した」と言っていたがどこが適材適所だ!支払われているのはすべて私たちの税金だ。権力をネコババされてるようで政治そのものが、すべて私的流用ではないかと疑ってしまう。

 原発推進法成立・マイナ法案強行可決・入管法改悪と次々と悪法を決めていく。議論もせず軽く決めていく。(賛成している議員は中身を理解しているのだろうか)そして、何か問題が起こっても誰も責任をとらない。こんな政府に任せてていいはずない。 (T)