2022年2月24日木曜日

県民・市民の命と健康を守るために 保健所体制の充実・強化を

 徳島県での新型コロナ感染者は連日3ケタに。16日には251人と発表され、20代以下が41%と若年層に広がっています。また地域別にみると徳島保健所管内で199人と、実に79%となっています。

 なぜこんなに徳島保健所管内に集中しているのでしょう。徳島保健所は徳島市をはじめ13の市町村を管轄、県下の人口の66.2%を所轄しています。これは1994年の地域保健法改正により8カ所あった保健所を6カ所に減らしたため、県東部すべてを徳島保健所が担うこと
になったためです。

 保健所は地域住民の健康を支える重要な拠点です。徳島保健所の体制強化と充実は県民の命と健康を守るためにも急務だと思います。とりわけ、人口の多い県庁所在地の徳島市に保健所があれば対応がもっとスムーズに行くと思います。県庁所在地に保健所がないのは徳島市と佐賀市だけ。佐賀市は検討が始まっていると聞きます。徳島市に保健所設置を!求めます。 (Y)

2022年2月17日木曜日

「教員不足」とは子どもの権利が守られないこと(ある中学生の訴え)

 文科省は、先月末、公立学校の教員が2012年の始業日時点で2558人の不足が生じたと発表した。教師不足が生じた学校の割合は、小学校4.9%、中学校7.0%、高校4.8%に上った。特別支援学校の不足は、13.1%に及んだ。不足は、配置を予定していた教員が病気や妊娠出産などで欠員となったものの、臨時の教員として採用される講師を十分に確保できなかったためと分析しているようだ。

 この新聞記事を見て思ったのは、本当に全国でそれだけなの?というデータへの不信感。また病休や、産休をそもそも臨時教員で代替するのが間違いのもとなんじゃないのということ。病休の先生は増えているのだから、採用数をもっと増やして、ゆとりのある教員確保をしないと永遠に教員不足が続く。毎年、教員増を行政に要望しているが改善しない。

 そんな中、愛知県の中学1年生の女子生徒が、教員が休んで自習が続いたり、他の教科の教員で穴埋めしたりする状況に、「どうして代わりの先生がこないの?」と「名古屋市子どもの権利相談室」に訴えたということを耳にした。子どもの権利条約のパンフを読み、「今の学校の状況ってこの権利が守られてないって事じゃないの!」と改善を求めたということ。純粋さにはっとさせられ、「子どもの権利相談室」がもっと身近にたくさん必要と思った。(O)

2022年2月10日木曜日

原子力は、気候変動と闘うための現実的な手段ではない

 欧州委員会がEUタクソノミー(気候変動などの環境分野に貢献する事業に投資を促進するためのEU独自の仕組み・タクソノミーとは分類の意味)に原発を含める案を発表し波紋が広がっている。

 アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスの元原子力規制委員会や放射線防護委員会の委員長が連名で「原子力は気候変動と闘うための現実的な手段ではない」と声明を出している。2050年脱炭素のためには原発が必要か?否!原発ゼロ連絡会学習会で気候ネットワーク上席研究員豊田陽介氏が「原発ゼロでも達成できる脱炭素社会」への展望を提示してくれた。原発が稼働していた過去50年はCO2が増え続け、2014年以降原発稼働ゼロでもCO2が減っているというのが現実。省エネと電気需要の5倍のポテンシャルを持つ再生可能エネルギーを普及する以外に道はないと再確認した。

 地球を守って「未来の各世代にとってより良い祖先とな」りたい(歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏1月29日朝日新聞)からクリーンでも持続可能でもない、コスト高で不安定な原発を脱炭素の口実にしてほしくない。(S) 

2022年2月3日木曜日

黙っているとバカが強くなる

 新型コロナウイルスの第6波がすごいことになっている。オミクロン株は感染力は強いが死亡率は低いと言われているが、数が増えれば重症者も増えるだろう。軽症でも後遺症は長く続くという。デルタ株も無くなったわけではない。驚くことに重症者リスクの低い若年層は検査せず診断できるよう方針転換を促すなどと言う厚労省。「検査なしで診断するとなれば近代医学の否定です。それによってまん延防止措置などで人々の行動を抑制するとなると、もはや日本は無法地帯で政府のやりたい放題になる」「進歩をやめて現状維持というのが反知性主義の目指すところ。最近の政府はまさにそれですよ。黙っているとバカが強くなる」。と作家海堂尊さん。日本はいつから、科学軽視の国になったのだろう。学術会議の問題もそうだし、辺野古は軟弱地盤で基地はできないと専門家がいくら指摘してもやめない。どうなっているのか!

 そんななか新婦人第30回全国大会がリモートで開催されました。身近な要求から世界規模の核廃絶まで要求実現のために声をあげ続けている女性たち、黙ってないで新しい当たり前を作ってきた女性たち素晴らしいです。

 それにしても「伊藤詩織さん二審も勝訴」のニュースを流さ
ないNHKってなんだろう。(T)