2022年1月27日木曜日

ぼんやりしてはいられない!

 防衛省が、小学校高学年から中学生を対象とした『初めての防衛白書』(子ども版)を昨年8月からホームページに公開していることを、先日初めて知り、それを開いてみた。カラーのイラストや平易なことばで国防や自衛隊の関係などを30ページにわたって解説している。

 読んでみて驚きと憤りの連発だった。まず、おびえた表情のイラストとともに、中国の軍事拡大を分かりやすく解説し、脅威を感じるようになっている。続いて、北朝鮮、ロシアも同じように書かれている。これから国際平和などの世界観を育てる時期の子どもたちに対して、武力行使ありきの防衛省の見解を並べ立てた資料を提示することに危機感を感じた。また、「憲法と自衛隊の関係」の章で、憲法9条のもとでも、集団的自衛権や交戦権が認められていると記述している。

 防衛費の解説の章では、5兆円のうち、ほぼ人件費や、燃料費などで、しかも対GDP比率は国際比較すると大変低いものだとグラフで分かりやすく説明している。そして、米軍との関係は日本の安全にとって、とても大切なものである事を明るいカラー写真も取り入れながら説明している。

 最後に際立つのが、現役の若い自衛官を紹介し「皆さんの入隊を待っています」と呼びかけていること。この、防衛白書には、国外からも抗議の声が上がり、他国との対立をあおり立てる事態となっている。しかし、この次には『初めての防衛白書』第2版を一緒につくろうと、中学生高校生記者を募集していることがホームページに載っていた。ぼんやりしてはいられない。(O 


2022年1月13日木曜日

「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。」を読んでみた!

  56歳、相撲・音楽フリーライター和田静香さんが、「なぜ君は総理大臣になれないのか」の衆議院議員小川淳也氏の協力を得て書き上げた本。コロナ禍でバイトをクビになり、それまでにも感じていた閉塞感が何なのかを探るべく議員に突撃する。たのもー!わからないことは恥ずかしいことではないと、食らいついた問題は、少子高齢化の人口問題、国家財政・税金問題、雇用・男女賃金格差・社会保障・定年制・移民など労働問題、環境・エネルギー・原発問題、沖縄・オリンピックから見える政治の問題、人生の幸福について等々。参考文献63冊を読んで臨んだ面談の結果、和田さんが納得することも、もやもや感が残ることもあったが、小川氏との対談を積み重ね、信頼を築いていく過程こそが民主主義だと体感し、自分の不安が日本の不安だったことが分かった。全く同感!「聞く力」をお持ちの首相にも、「対話」を公約としてきた市長さんにも、読んで貰いたい。私的には、「思うことと考えることは違う。思っている間は出口は見えず、暗闇でグルグル迷うだけ、考え
対話して、解決策が見える」という文にハッとさせられた。今年の課題です。どすこい!(S)  


2022年1月1日土曜日

あけましておめでとうございます

 昨年は大変お世話になりました

女性の願いで行動し続け新婦人は創立60周年を迎えます。当たり前ではなかった事を当たり前に変えて来た新婦人、1月23日全国大会、2月23日県本部大会にむけてたくさんのお仲間を迎え、平和の原点いまこそ、9条改憲ノー、持続可能な社会へ、みんなの力で新婦人を大きくしていきましょう。

今年もよろしくお願いいたします。