2022年5月26日木曜日

安全保障は食料!

 いろんな物が値上がりしている。小麦粉はウクライナ危機以前でも1.5倍に。今後どれだけ上がるのだろうか、恐ろしい!1990年代と現在の給料は同じなのに、物価はどんどん値上がり。完全に政治の失敗だろう。何より不安になるのは、食料だ。食料自給率はカナダ266%・オーストラリア200%・アメリカ132%・フランス125%。先進国こそ農業国だ。農業は手間暇かかるから発展途上国では出来ない。フランスは農家に補助金8割出してでも自給率を上げている。食料こそ安全保障と考えているからだ。それに引き換え日本は化学肥料や飼料までいれると自給率は10%、減反政策に8兆円も使っている。防衛費を2倍にと言っている岸田政権、世論調査でもある程度は増やすべきも含めると8割弱もの人が賛成だ。現政権の考える防衛費はただただアメリカに言われるままに兵器を買うだけ(自衛隊員はトイレットペーパーも自前だそうだ)、本当の意味での防衛を考えてるとは思えない。戦争にならないように、近隣諸国の国とうまくやっていくにはどうするべきか考えるのが政治だろう。次の参議院選挙後3年間は国政選挙はない。魔の3年になるかどうかがかかっている大事な選挙だ!(T)

2022年5月19日木曜日

ガソリン代の領収書をみてびっくり

 ガソリンが高い。自家用車での移動に慣れきっている私にとって1リットル160円台の高止まりは家計にひびく。領収書をじっくり見ると、支払ったガソリン代の約半分が税金。ガソリンにかかる税金のうち、ガソリン税は50年前に道路特定財源の目的税として誕生。1リットルあたり53.8円。2008年からは一般財源になっている。その他石油石炭税(2.8円)や地球温暖化対策のための税も含まれている。その上に消費税も10%。二重課税でないか。ガソリンの価格の高騰が物価を押し上げている。政府は備蓄の放出をしたけれど価格は高いまま。卸売り価格を引き下げる対策や中小企業、農漁業用燃油の価格の引き下げも必要だ。そして消費が落ち込んでいる今、消費税を直ちに5%に減税をすることが一番効果的と思う。

 地方に住む私たちは、交通手段として車が必需品
。当然、ガソリン税はたくさん払う。ガソリン税にかかわらず、私たちが払った税金は、何よりも、いのち、くらし、生業を守るために、子どもたちのために使ってほしい。「くれぐれも戦闘機を買うためには使ってくれるな」と岸田首相に言いたい。 Y

2022年5月12日木曜日

サーロー節子さんの映画観ました!

 核兵器禁止条約が成立したときに、インタビューに答える映像は何度か目にし、その迫力が心に残るサーロー節子さんって、どんな方なのだろうとずっと思っていた。そのドキュメンタリー映画が上映され観に行った。彼女が13歳のとき、広島の学徒動員先で被爆、がれきの下から脱出。300人余りの級友たちは亡くなった。その時の惨状を語る節子さんは、悲しみを超える淡々とした語り方だった。私たちが知る被爆後の様子は、写真や書物でしかないが、そこで体験した人にしかわからない臨場感がその口調から胸に鋭く伝わってきた。幼かった甥が瀕死の状態で、水を求めてきたその口に節子さんが手のひらから水を飲ませ、息を引き取った小さな亡骸を土に埋めた話。原爆は、人が人として死ぬことさえ奪ったのだ。そんな市民がどれだけいたことか。節子さんは、戦後アメリカに留学、カナダ人と結婚しカナダで生活しながら、ずっと核兵器撲滅のための活動を続け止むことは無い。彼女の言葉に応えてこそ人間ではないのかと思う。核兵器はこの地球上からなくすしか選択肢は無い。核兵器禁止条約が発効し核兵器が違法化された。人間であるならば、その犠牲者への誠意として人類全てが実行しなければならない。被爆体験者は高齢となり語り部は減っていくけれど、この映画が未来に続く光になる。核共有などといっている人たちみんなに観て欲しい。(O)
 

2022年5月5日木曜日

エネルギーも食糧も自給率のアップを!

 3月、4月食料品価格や電気代、ガソリンなどが高騰し、しばらくは収まらないようだ。物価上昇に円安、ウクライナ侵略が拍車をかけ、コロナ禍で苦しむ生活困窮者をますます苦しめる。原油・天然ガス・原材料・食料・飼料等々を輸入に頼る日本は、影響が大きい。天然ガスや石炭を使う火力発電からの脱却、100%純粋な国産エネルギーの再エネへの切り替えは待ったなし。気候危機対策としても言わずもがな。なのに、日本は5月に行われるG7で2030年までの石炭火力発電廃止に唯一反対するという。食糧自給率37%とは、いざという時国民の3人に一人が餓死するということか?「世界一保護なしで踏ん張ってきた日本の農家」(鈴木宜弘東大教授)を水田交付金見直しでいじめる酷さ。そして、ウクライナ侵略を口実に軍事費のGDP2%も視野に入れているというから何をかいわんや。エネルギー対策も食糧対策もちんぷんかんぷん。国民の税金はもっと有効に使ってほしい。石油は飲めません。戦闘機は食べられません。国内資源の活用で100%自給に迫れ!(S)