2024年3月1日金曜日

岸田首相の「異次元の少子化対策」とは

 2023年の出生数は過去最少の75万8631人と厚生労働省が人口動態統計の速報値を発表。1983年の約150万人から半減。50年後は8700万人まで減ると推計しています。

 岸田政権は「異次元の少子化対策」として「こども未来戦略」を出しています。「こども未来戦略」本当に子育て支援が手あつくなるのでしょうか。児童手当は高校卒業まで延長されますが扶養控除の縮小とセット、保育士の配置基準を改善するとしていますが保育士の賃上げなしでは保育士が確保できません。3人以上の多子世帯の大学授業料・入学金の無償化は1人目が大学を卒業し扶養をはずれると2人目、3人目は対象外です。1人や2人世帯は支援がないのか、などきわめて不十分で問題だらけです。

 「結婚したい」、「子どもを産みたい」と願っても、今の日本はとても厳しい社会となっています。非正規・不安定雇用で働き方も低賃金で不安定、長時間労働など将来設計が立ちません。8時間働けば普通の生活が、農・魚・山林業でも暮らしていける保障をすることが一番ではないでしょうか。

 「高等教育まで無償が世界のトレンド」、子育てや基本的なサービスは初めから無償とすべきと芝田英昭さんは言います。衣食住そして教育に手厚い支援をするのが国の仕事。

 
学校給食費無償化のニュース。東京都、和歌山県、青森県は一律の無償化。長崎県諫早市では「市長は公約を果たせ」と運動を続け来年度に予算を計上させました。

 武器を買う軍事費でなく、私たちのくらしに、社会保障に私たちの税金をつかえ!と叫ぶ  Ý


0 件のコメント:

コメントを投稿