2024年3月8日金曜日

「日本中学生新聞」を発行する中1が考える学校と民主主義とは

 「日本中学生新聞」を発行する中1が考える、学校と民主主義とはという記事を読んだ。「中学生がつくった民主的な読み物」と銘打った自身の新聞のモットーは、「誰にも遠慮することなく書きたいことを書く」。新聞を立ち上げたきっかけは、小学4年生のとき「政治の話をするな」と学校で叱られたこと。2020年に大阪都構想が持ちあがり、地元の大阪市内でも、議論が活発になっていた。学校でも「俺は反対だな」とか自分の意見を持っている子も少なくなかった。でもその会話を聞いた先生に「学校でそんな話をしてはいけない」と怒られた。親へも電話で「次に政治の話をしたら、校長室に呼びますよ」と連絡された。話すのがダメならと学校の新聞委員会に入ったが、そこで「選挙へ行こう」と呼びかける新聞を作ったら、これも政治の話だからと校内提示してもらえなかった。だから結局、自分で作るしかなかった。そもそも新聞を作ったのは昨年開催されたG7広島サミットにメディアとして取材にいきたかったから、結局「学生だから」「法人じゃないからという理由で申請すらさせてもらえなかった。そこから強く感じたのは、日本社会がどれだけ疲弊しているかということ。新聞に対して悪意のある声を寄せる人たちもいる。僕に文句を言っても社会は変わらないのに、そうせずにいられないのはなぜだろうと考える。重要なのはどっちの意見が正しいかではなく、議論を重ねていいところを組み合わせていくことで、より良い社会にしていくことだと思う。アンチは議論を生まないし、だから主権者教育(市民教育・シチズンシップ教育)が大事なんだと改めて思うようになった。今の学校はみんなが意見を言える場所ではないと思う。最終的に多数決で決めるにしても、自分と違う意見も尊重することで誰もが発言しやすくして、議論する過程が大切なのではないだろうか。僕は友達とも積極的に議論するようにしているが、それは文句や否定ではないし、議論することでけんかしたり仲が悪くなったりすることはありません。僕はまだ中学生だし、たくさんの人との出会いや議論の中で勉強させてもらっている真っ最中、いろいろな意見に触れながら、この先もできることを行動していきたいと思う。となんとも頼もしい。(T)

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