2023年3月24日金曜日

いま学校に必要なのは人と予算~異次元の教職員増を求む~

 令和5年度予算案では、公立義務教育諸学校の教職員の給与に係る国庫負担金に関して、教職員定数が前年度比でマイナス2474人の大幅減になっている。小4の35人学級実施・小学校教科担任制・チーム学校・通級指導・日本語指導などでプラス3253人となっているが、少子化による基礎定数自然減・学校統廃合などによる「合理化」減・国庫負担金の算定方法「適正化」減でマイナス5727人減となっている。差引、2474人相当の大幅減となる。少子化による自然減を入れないとしても693人増である。これを47都道府県に配分すれば、徳島県は何人増になるのだろう。教職員を増やす気がないと思われる。ところが、文科省は、教職員定数増には消極的だが、非常勤の教育スタッフ派遣事業には積極的で、どんどん予算が増えてきている。学校現場で様々なスタッフが増えれば、教育活動が充実し教職員の働き方改革につながるかも知れないが、例えば教員業務支援員1人あたりの予算は年間127万円であり、それで生活できるわけがない。行き着くところは、人手不足に拍車がかかるだろう。とにかく、必要なのは、人と予算なのである。戦闘機買うお金を、教育費に。政府のいう「異次元」の教職員増を!(O)

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