9月1日、新聞記事を見て驚いた。防衛省の2022年度予算の概算要求が、前年度から1374億円増えて5兆4797億円になったという。コロナ禍の今、減らすという気持ちはないのかと、絶句する。安倍政権からずっと増え続け5兆円を超えた防衛省の予算、国民の所得は減っても、社会保障を削ってでも、アメリカの武器をどんどん買い続けてきた。だから、過去の契約の支払いに充てられる歳出化経費が2兆2517億円になり、予算額を押し上げ、こんなに多額の予算が計上されているらしい。今まで買った戦闘機の支払いが残っているのに、まだ、米国製F35Aステルス戦闘機を8機、護衛艦から発着可能なF35Bも4機と、昨年の倍を買う予定になっている。また、断念したイージス艦に替わってアメリカのレーダーを導入しようとしている。最先端技術の軍事研究のための予算も過去最大3257億円となっている。国の財政力以上のものを買い、複数年度にわたって支払うため軍事ローンがどんどん膨らんでいる。もうこの金額を見ただけで気が遠くなる。この軍事ローンは国民の税金で支払うことになる。武器で人は幸せになれないというのは、この20年間にわたるアフガン戦争で明白なこと。軍事予算は大幅に削り、コロナで苦難を強いられている国民のために医療や福祉に回して欲しい。菅首相は、突然総裁選から降りたが、理由が「コロナ対策に専念するため」と言った。ならば、すぐ国会を開くべきでは。(o)
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