6月4日(日)自分らしく生きるための社会保障とはと題された、徳島県母親大会分科会に参加してきました。
用意された会議机が満席になり、関心の高さが分かりました。助言者である津川弁護士から、社会保障の考え方の歴史的な成立の過程や、憲法との関係をお話しいただき、そのあと出席者から数々の発言がありました。
「人たるに値する生活」の保障という言葉は「個人たるに値する生活」の保障と読み替えるべきという津川弁護士の話は、心に残りました。生活保護、国民年金など私たちのセーフティーネットともいえる制度はどれも生物としての人の生活を支える(支えられるとは思えないけれど)ことしか考えられておらず、本を読んだり、映画を見たり、精神活動をする個人としての生活を支えることを目的としたものではないということがよくわかりました。
参加者からも、社会保険、生活保護、雇用などの場面での経験が披露され、「個人」として尊重されるよう、求めること、社会保障の財源としての税金の使われ方にも関心をもっていくことなどを申し合わせ事項として確認しました。(M)