2026年1月9日金曜日

「法の支配」でアメリカを包囲しよう!

 新年おめでとうございます。今年こそは、平和な年にとの願いも、アメリカによる突然のベネズエラ大統領夫妻拘束、連行、首都カラカスへの爆撃でもろくも崩れてしまった。
新婦人中央も7日に抗議声明を発表。(本号に載ってます。)国連憲章・国際法に違反する、力による現状変更を認めるなら、「法の支配」は崩れてしまう。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ攻撃を批判するなら、アメリカのベネズエラ攻撃も厳しく非難されなければいけない。が、日本政府や高市首相は言を左右にしてアメリカに物が言えない。そもそもベトナム戦争、アフガニスタン紛争、イラク戦争などアメリカが世界中で繰り返してきた国際法違反の先制攻撃に日本は一度も反対したことがない。世界はアメリカ一国が動かしているのではない。あらゆる面で多国間主義が進んでいる。1月1日朝日新聞のインタビューで国連事務次長・中満泉さんが「これからの世界で大切なのは、グローバルサウス(新興国・途上国)の理解と支持を得ることでしょう。その際、平和国家としての80年の歩みこそが日本の財産になります」と答えている。この強みを生かさない手はない(S)

2025年12月31日水曜日

旧姓使用法制化は軍国主義国家への回帰

 高市政権になってから、「非核3原則」を見直す、「武器輸出5類型」を撤廃、スパイ防止法、防衛費GDP比2%目標の前倒しなど、とんでもない法案がすすめられ補正予算が成立した。緊急性のない軍事費を過去最大8472億円も盛り込み、補正後の軍事費は11兆円にもなる。日米首脳会談の時、トランプ米大統領は「兵器をたくさん買ってくれてありがとう」と挨拶したという。この兵器の爆買いは日本を守るものではなく、アメリカへの貢物でしかないだろう。国会で議論する前に約束していたのだ。

 田中優子さんはこの軍事化が夫婦別姓制度排除に深く関係があると言う。1996年から法制審議会で進めてきた夫婦別姓制度を旧姓使用の法制化に押し戻そうとしている。それは、軍国主義国家にしたいということ。夫婦同姓制度は戸籍制度に付け加えるかたちで突然明治31年に導入された。以後第2次世界大戦終了まで56年間は”家”が基本で個人に人権はない。その時代に戻したいということだという。現憲法の主語は「国民」ですべての国民は、個人として尊重されるとあるのに対して自民党改憲草案の主語は「日本国」で人権は国が与えるものとしている。高市首相は日本の伝統でもなんでもない旧姓使用法制化を推し進め、個人の人権を認めない軍事国家にしたいのだろう。恐ろしい‼そんな国は嫌だ!!

 来年も声をあげ、少しでも良い年になるようにしていきましょう。皆様良いお年をお迎えください。(T)

 


2025年12月12日金曜日

12.8平和を守る母親全国一斉行動。

 1941年12月8日「今暁、西太平洋で米英軍と開戦す」と夕刊一面の記事。ハワイの真珠湾を奇襲攻撃し太平洋戦争が始まりました。この日同時に旧日本軍の陸軍がマレー半島のコタバル(イギリス領)を攻撃したのはあまり知られていないのではないでしょうか。タイを通って侵攻したと聞きました。

 満州事変でかいらいの国「満州国」をつくりました。国策として満蒙開拓団も送られました。「満蒙は日本の生命線」「帝国の存立また正に危殆に瀕せり」と日本の滅亡の危機だとし、「自存自衛のため」の戦争だと中国への侵略を広げていきます。そして戦争を続けるための資源を求めて東南アジアへ侵攻していきました。国際連盟を脱退したことによ
り、軍事費が増え、世界最大級の“戦艦大和”や長距離を飛べる“ゼロ戦”が開発されました。これまでの迎え撃つ守勢戦略から新兵器の開発により攻勢閃絡に転換し太平洋戦争に突入していきました。

 2025年度の補正予算案が衆院予算委員会で自民・維新与党と国民民主、公明党の賛成で可決。軍事国債を当初予算7148億円に加え2796億円積み増すというものです。2023年度から軍事費を国債の対象にして以来累積は2兆3736億円にもなります。沖縄や南西諸島をはじめ、日本列島すべてに事基地化がすすんでいます。敵基地攻撃能力のある兵器の装備も。

 武器は持ちません。戦争しませんと誓った日本国憲法9条のある国で、何ということでしょう。(Y)


2025年11月28日金曜日

問題を正確に伝えないマスコミ

 11月17日の徳島新聞の世論調査結果に驚いた。問7、高市首相は防衛力強化に向け防衛費の増額を急ぐと表明しています。賛成か反対かの問に賛成が60.4%。防衛費が増えることによって、他の予算が削られ、暮らしに大打撃になることは考えないのだろうか。質問の仕方も安直すぎる。問9、高市首相は国会で、中国が台湾に武力侵攻する「台湾有事」に関し、日本が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」になり得ると答弁しました。あなたは台湾有事で集団的自衛権を行使するという考えに賛成ですか、反対ですかの問に、賛成、どちらかと思えば賛成、合わせると賛成が48.8%もある。答えた人は「存率危機事態」の意味を知って答えたのだろうか。マスコミは高市発言の真の問題を正確には伝えず、世論調査だけはする。このまま高市首相が台湾有事=日本有事と言い続けた場合、中国との輸出入は止まってしまい、日本経済全体が立ち行かなくなってしまうだろう。台湾有事を起こさないようにするのが外交・政治の役割ではないだろうか。戦争は一度起こるとすぐには終結は難しい。勝っても負けても苦しむのは庶民だ。一部の支持者に受ける威勢のいいことを言って政治を混乱させる高市氏、寝不足のせいか、首相の発言とは思えない発言ばかり、そしてそれを支持する人たちも恐ろしい。(T)

2025年11月21日金曜日

初の女性総理の誕生、本当にめでたいのか?


 世界のジェンダー平等施策の基本的考え方はDEI。  D(ダイバシティ;多様性)  E(イクォリティ;平等性)  Ⅰ(インクルージョン;社会的包括)。  アメリカではトランプ大統領が「DEI施策」を次々廃止、一方ニューヨークでは反対の市長誕生などDEI推進派と反対派が激しくぶつかり合っている。日本では初の女性総理が誕生した。高市総理は「北欧諸国に劣らない女性がたくさんいる内閣や役員会・・」と発言していたが蓋を開けると女性閣僚は2人だけ。自民・維新の連立政権だが「靖国派」多数の改憲・タカ派の議員がズラリ。高市総理そのものが超タカ派だけどもね。

  所信表明演説にしても、トランプ大統領との会談でも「日本の政治どうなっちゃうんだろう」と空恐ろしくなる。「日米同盟の新たな黄金時代をつくりあげる」と2027年度軍事費を国内総生産(GDP)比2%、約11兆円に増やす目標について今年度中に前倒しで措置するという。当初予算8兆7千億円を補正を組んで11兆円。教育予算約4兆2千億円の2.5倍だ。トランプ大統領は米国製武器等「新たに多くの注文を受けた」と述べ「感謝している」と話したという。アメリカは軍事費をGDP比3.5% 21兆円規模への引き上げを要求しており、高市総理は大幅増額を受け入れたということだ。米軍大統領専用ヘリコプターでトランプ大統領と東京上空を遊覧するかのように飛行し、米原子力空母の上で並んで立ち演説(安倍元首相はここまでしていない)する写真をみて一国の総理としての品格(?)がとわれるし、従属そのものと受け取れる。今、国会中。どの党が、誰がこれにきっぱりした論戦をしているか、注目しましょう。自民党の政治終わらせるために。(Y)


2025年11月14日金曜日

歴史の岐路、いのちと地球守れ ~新婦人第32回全国大会に参加して~


 11月3日~4日に行われた新婦人全国大会は、全国で繰り広げられている新婦人の多彩な活動が報告され熱かった。高市政権が発足し、かつてないほど平和が脅かされている。沖縄で進む米軍基地強化、住宅地近くにまで建設される弾薬庫やミサイル配備、全国で身近なところに戦争準備が進んでいる。機敏に声を上げ続けている新婦人の活動が報告され平和は声を上げなければ守れないと確信に。維新の政権参加で浮上した議員定数削減がいかに民意を切るか大阪の報告で明らかになった。大阪府議会定数削減で26%の得票で7割の議席を得た維新は、ほぼ審議なしで保健所閉鎖や公立学校つぶしなど行った。国会でそれを許してはいけない。次世代の発言も力強かった。産科がなくなったら困るという身近な要求実現の運動を起こし国会行動も行った。結果、市や県から産科維持予算を勝ち取った。また、学童待機児童ゼロへと請願を出し実現、など声を上げて行動する新婦人があちこちに。小組でやりたいことを楽しく、言いたいことを何でも言える班会、こんなに不安いっぱいの社会だけど、「高市につける特効薬は新婦人」と言い放つ明るさで、いのちと地球を守っていこう。徳島でもパワーアップしよう(o)


2025年11月7日金曜日

映画「黒川の女たち」―なかったことにはできない

 1945年8月終戦を迎えた黒川開拓団(岐阜県の満蒙開拓団)は、集団自決を選択せず、ソ連の侵攻、現地中国人の襲撃から、団を守り生き延びて帰国するため、ソ連軍に助けを求めた。そして、その見返りに、数えで18歳以上の女性たち15人が性接待の犠牲となった。性暴力の実態は筆舌に尽くしがたいものだが、帰国後の差別と偏見、誹謗中傷はさらに酷くトラウマとなり、彼女たちの怒りと恐怖は計り知れない。しかし、長い沈黙を破って、2013年自身が受けた性暴力を当事者二人が実名で顔も出して告発した。「話さなければなかったことになる。隠すことにより卑屈になり、戦争がぼかされ、またも危険方向に行くのを黙ってみていられません」彼女たちの勇気と覚悟が胸に突き刺さる。私はこの思いに応えたい。「ハマのドン」に続き松原文枝監督2作目となるドキュメンタリー映画「黒川の女たち」は戦後80年企画として、徳島でみれない映画をみる会が11月23日(日)シビックセンターで4回上映。松原文枝さんの著書「刻印」に載った当事者佐藤ハルエさんの幾重もの苦難を乗り越えたお顔はとても美しい!ご一読ください。(S)