2025年2月21日金曜日

大阪・関西万博「失敗」の本質

 『大阪・関西万博「失敗」の本質』の作者の方の話を聞いた。『開催前からあえて「失敗」と断じることには反発も当然あるだろう。だがこういうメガイベントというのは五輪もそうだが、事前に批判すれば「楽しみにしている人もいるのに水を差すのか」「成功へ努力する関係者の足を引っ張るのか」と言われ、事後に検証すれば「終わったことをいつまでも」「今さら言っても遅い。なぜ事前に言わないのか」と批判されるのである。どんな形であれ、終わってしまえば、なんとなく「やってよかった」という空気ができ、それに乗じて関係者は「大成功だった(私の手柄)」と言い募る。「成功」の基準がないから、いくらでも恣意的に語られてしまう。そうなる前に「失敗」と見る批判的立場から問題を整理し、指摘しておくべきだと考え書いた』と。開催前2ヶ月の今、前売り券目標1400万枚が現在770万しか売れてない(そのうち企業が700万枚購入。)パビリオンは47カ国42施設のうち完成しているのは3カ国のみ。最初の予算1250億円だったのが23年度には2350億円に(会場建設費のみ)。会場はごみの埋立地、有害ガスも発生している。ヒアリも出てくるかも知れない。日陰はない。理念・哲学がない。問題ありすぎ、何のために開くかわからない。事故が起こっても誰が責任をとるかもわからない。

 2月の県政だよりは「いくぞ、万博。いくぞ、徳島。」徳島の子どもたちに教育旅行入場チケットを支援!と載っていた。こんな危険な万博に子どもたちを行かせていいのだろうか‼(T)


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