2024年7月26日金曜日

子どもも大人も電子スクリーン症候群!?

 

 クレスコという雑誌の大谷良光さん(子どものネットリスク教育研究会代表)による「電子スクリーン症候群」という連載文が目に止まった。2020年スマホやタブレットなどのICT機器の急速な普及の影響により、子どもの近視が深刻になっているという調査結果が文科省から出された。その報告書には、『・・・近視発症のリスク要因である近業時間(近見作業)は増加していると推測されるとともに、コロナ感染症拡大に伴う外出自粛により、近視予防に有効とされる児童生徒の屋外活動時間が減少していることも推測される。低年齢であるほど環境変化によって近視が発症するリスクは高く、10歳以下で発症した場合は強度に至る可能性が高い。・・・』そして、強度に至れば失明するリスクが高まるという警告も書かれている。それを裏付けるデータもある。文科省がするべきは、この報告書を基に全国の教育委員会や学校に啓発をすることだったはず。啓発チラシを通知したのは2023年9月保護者向け児童生徒向けに各A4 で1枚だった。欧米諸国ではすでにICT機器の拙速な導入による弊害を鑑みて見直しも始まっていると言うのに、日本では、調査で明らかになったデジタル・ヘルス問題に余り触れずにどんどん「教育DX(デジタル・トランスフォーメーション)」が進んでいる。子どもたちの健康についての対策を取らずに‼さらに、全国学力テストをタブレットで行う方針まで出てきた。テスト対策として学校現場でタブレットテスト練習がはびこるのではと超心配‼(0)


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