2022年2月17日木曜日

「教員不足」とは子どもの権利が守られないこと(ある中学生の訴え)

 文科省は、先月末、公立学校の教員が2012年の始業日時点で2558人の不足が生じたと発表した。教師不足が生じた学校の割合は、小学校4.9%、中学校7.0%、高校4.8%に上った。特別支援学校の不足は、13.1%に及んだ。不足は、配置を予定していた教員が病気や妊娠出産などで欠員となったものの、臨時の教員として採用される講師を十分に確保できなかったためと分析しているようだ。

 この新聞記事を見て思ったのは、本当に全国でそれだけなの?というデータへの不信感。また病休や、産休をそもそも臨時教員で代替するのが間違いのもとなんじゃないのということ。病休の先生は増えているのだから、採用数をもっと増やして、ゆとりのある教員確保をしないと永遠に教員不足が続く。毎年、教員増を行政に要望しているが改善しない。

 そんな中、愛知県の中学1年生の女子生徒が、教員が休んで自習が続いたり、他の教科の教員で穴埋めしたりする状況に、「どうして代わりの先生がこないの?」と「名古屋市子どもの権利相談室」に訴えたということを耳にした。子どもの権利条約のパンフを読み、「今の学校の状況ってこの権利が守られてないって事じゃないの!」と改善を求めたということ。純粋さにはっとさせられ、「子どもの権利相談室」がもっと身近にたくさん必要と思った。(O)

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