2021年4月1日木曜日

「ブラック校則」の見直しを

  いよいよ4月、学校は新学期が始まる。期待とちょっと緊張した新年度の子どもたちの顔は、生き生きとしていて、こちらまで心がなごむ。でも、学校をめぐる課題は、いろいろな問題を抱えている。「ブラック校則」もその一つ。地毛が少し茶色かかっていたり、くせ毛だったりする子どもは多いのに、「黒髪ストレート」以外は認めないという校則が全国に存在する。教師の指導により不登校になった生徒の事例がニュースになっていた。国会でも取り上げられ、学校の決まり等が原因による不登校の児童生徒数は5,572人と報告された。心が痛む数字である。下着の色は白色という校則の学校もある。守っているかどうか調べられる思春期の子どもたちの気持ちを想像して欲しい。先月の参院文科委員会で、文科大臣も校則改善について前向きな答弁をしている。基本的人権を侵害するような校則は見直すよう声を上げなければ・・・。一昨年、東京中野区で、小6年生が「女子も男子もズボンとスカート選べるように」と区長に手紙を出したことがきっかけで、「制服自由化宣言」が出された。手紙には「自由でもいいんだ、自分らしくと分かる町になる」とも書かれていた。子どもの気持ちを受けとめ、ジェンダー平等に配慮した自由化宣言が、もっと広がるように私たちも頑張らなくてはと思う。(O)

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