2020年6月11日木曜日

学校再開は、はじめに子どもありきで!

 休校していた学校が、6月から再開した。3ヶ月もの休校は、子どもたちにはかり知れない影響を与えたと思うと、安易に3月の全国一律休校を行った安倍首相の責任は大きい。その責任の重さを自覚し、6月からの再開には、子どもたちの声、先生方の声を真っ直ぐ聞いて、対策を取ってほしい。感染者が減ったとは言え感染への不安が大きい学校で、3密を避けるためには、教師の数を増やし、少人数学級にするべきである。第二次補正予算案では、教員増は3100人であり、10校に一人しか加配されない。日本教育学会は、「9月入学よりも、今必要な取り組みを」の提言のなかで、教員10万人増で、平均1校当たり小学校3人、中学校3人、高校2人加配をと提言している。子どもたちの心のケアには、教師のきめ細かな指導が必要である。これまでないがしろにしてきた少人数学級への施策の遅れを取り戻すチャンスでもある。10兆円もの予備費は、使途をはっきりさせた教育費へもっと回してほしい。希望のある未来へのお金の使い方だと思う。目の前の子どもたちの実態から出発した学校再開のスタートをと願う。(O)

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