2020年6月4日木曜日

コロナの後には、グリーン・リカバリー社会を

 連日のコロナ報道の影に隠れて、見落としそうになるが、5月に入って、異常気象による災害が発生している。10日にはアフリカ東部で大規模洪水260人以上の死者。19日米ミシガン州で500年に一度の豪雨でダム2基が決壊、1万人が避難。26日インド北西部で50度の熱波、首都ニューデリーは過去18年間で最高の47,6度に達する。気候危機と呼ばれるこれらの現象は地球温暖化の影響による。今回のコロナウイルスも「環境破壊、森林伐採で森の奥深くに潜んでいたウイルスが人間に近いところに住処を得、人間に住処を得て、感染が広がっている」と国立環境研究所、生物・生態系環境研究センター、生態リスク評価・対策研究室室長五箇 公一さんが指摘している。
 グリーン・リカバリーとは、コロナ感染症によってダメージをうけた経済と社会を、パリ協定とSDGsと整合した、脱炭素で、災害や感染症にレジリエント(強靱(きょうじん))な社会・経済に、そして生態系と生物多様性を保全するよう、グリーンに復興していこうというもの(ニュースイッチより)パリ協定が始まった今年、何としても温室効果ガス排出を抑えなくてはならないのに、この度、経産省は石炭火力発電の輸出を推進する中間とりまとめを公表した。なんてこった!COP25で2度の化石賞を取った日本らしいとあきれている場合ではない。これでは、グリーン・リカバリー社会実現には程遠い。今すぐ撤回を!(S)

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