2020年2月20日木曜日

罰則化スウェーデンの現状

望まない性行為による被害は、日本に限らず海外でも問題となっている。法整備で先行するスウェーデンは、2018年7月の刑法改正で、自発的に参加していない相手との性行為を「レイプ罪」に問える規定を新設した。「イエス」という積極的な同意以外は「ノー(不同意)」と解釈する。

<レイプ(強制性交)罪>
・自発的に参加していない者と性交した場合に適用・2年以上6年以下の拘禁刑

<過失レイプ罪>
・被害者が自発的に参加していないことに対して著しく注意を怠った場合に適用・4年以下の拘禁刑

※性行為の同意能力があるとみなされる年齢は15歳以上とされており、被害者が15歳未満の場合は同意の有無を問わず子どもに対する性犯罪として裁かれる。

 日本では17年6月に刑法が改正されたが、性暴力事件が無罪となる判決が相次ぎ、全国でフラワーデモが行われ少しずつ変わってきているとは思うが、「魂の殺人」と言われる性暴力被害「同意のない性行為=レイプ罪」とみなすスウェーデンのような法整備が必要だと思う。(T)

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