2020年1月30日木曜日

経済格差の要因は、税逃れとジェンダー不平等

トランプ大統領とグレタさんが演説して注目を集めているダボス会議開幕に先立ち国際援助団体オックスファムが発表した報告書の記事を見て愕然とした。「世界の億万長者2153人が持つ富は、世界の6割にあたる46億人が持つ富の合計よりも大きい。世界で最も裕福な22人の男性の富の合計は、アフリカのすべての女性が持つ富よりも大きい。」そして「世界の人口の約半分は1日約606円以下で暮らしている。」等々。経済格差の広がりは深刻度を増していて、その背景には超富裕層が本来支払うべき税額の3割にあたる税逃れと低賃金や不安定な雇用、家事育児・介護の労働が女性に過重に押し付けられている問題があると指摘する。「最も裕福な1%の人々の富に今後10年間で0.5%追加課税するだけで、教育、医療、高齢者介護などの分野で」1億1700万人の雇用につながる」という。ならば各国の政府がすることははっきりしている。男女の経済的平等の実現と富裕層への減税や税逃れを許さないことだ。(S)

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