2月20日、反骨の俳人金子兜太さんが亡くなった。金子さんを知ったのは恥ずかしながら、安保法制反対の運動のなかで揮毫された「アベ政治を許さない」の力強い文字で。「アベ政治という文字にしたのはこんな政権に漢字を使うのはもったいない」からだという。その後読んだ本で、反戦への揺るぎない思いは、出征したトラック島での地獄の戦場体験によることを知った。また、埼玉市の公民館の「梅雨空に『9条守れ』の女性デモ」掲載拒否問題もきっかけになったという。戦前の治安維持法による新興俳句運動弾圧を経験した金子さんには戦争につながる動きとして決して看過できないことだった。
昨年7月に105才で亡くなった日野原重明さんも、「憲法を守ることが命を守ることだ」と安倍政権の改憲に反対していた。戦争体験者が減っていく中で、体験をしたことのない者が多数の力で憲法を変えようとすることの怖さと危うさ。
偉そうなことは言えないけど、さぼりがちな毎月3日と19日には「アベ政治を許さない」を高く掲げようと思う(S)
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