2025年7月11日金曜日

参院選で、しっかり選択 医療崩壊を止めよう

 先の国会で、自民・公明・維新で「医療費4兆円削減」を合意し、その第1歩として、「11万床の病床削減」計画を打ち出した。曰く「余剰ベッドの削減」。ちょっと前に起こったコロナ禍を忘れたのかと言いたい。ぎりぎりで経営していた医療現場に無理難題を押しつけ、医療崩壊から起こる悲劇が多々あった。感染症などの有事に対応するために余力のある医療体制を整えなければいけないという教訓が全く生かされていない。医療報酬が低く抑えられ、看護、介護の人手不足がますますひどくなっているときに、この上予算削減したら地域から病院がなくなってしまう。徳島県は75歳以上の医師の割合が全国1位、35歳以下の医師のそれは下から2番目なのだから。また、OTC類似薬の保険外しをしようとしている。一部の薬の出し過ぎという事例を取り上げ、市販薬で間に合う薬は保険適用から外すという。アトピー性疾患や、アレルギーなどの患者がよく使用する薬が何倍もの値段で買わなければならなくなる。子ども医療費は、保険適用の診療だけに限られるので、子ども達の薬が高額になってしまう恐れがある。また自分で判断して薬を買うことで、副作用や過剰摂取の危険もある。国民の命に関わる予算を削って手柄のように訴える政治家にはNO!を。(o)


 

0 件のコメント:

コメントを投稿