2024年9月13日金曜日

気候危機と平和の危機

 9月1日の県母親大会は4つの分科会と記念講演、プロダイバー・環境活動家の武本匡弘さんのお話でした。20年前の美しい海の中と現在の海の中の違いに愕然としました。20年前まではサンゴの周りにカラフルな魚達がたくさん泳いでいます。そして現在、死滅したサンゴの周りには何もいません。灰色の世界。海外まで手広くダイビング会社を経営していた武本さんは、海の異変に、「何かしなければ…」との想いで会社経営をやめ海の環境NPOを立ち上げ活動を始めたとのこと。「そして気候変動は人権を奪っています」と、実際に水没していく島々があり、海水温の上昇、漁業の乱獲により、この50年間で食用魚類の9割がいなくなった。そしてとどめは「海洋プラスチック汚染」で生息環境を脅かしていると。枯葉剤が日本中に埋められていることにもびっくりです。

 武本さんは言います。「環境運動も平和運動も同じだ!」環境運動に取り組んでいる人たちに「環境破壊の最たるものは戦争だ!」という話をしても「政治的な話はちょっと…」と拒否感を示す人が多くいたが、今は変わりつつある。「気候危機を政治的課題にする」ことが最も実効性がある。声をあげ続けよう!と 環境と平和が繋がってるのがよくわかりました。

第1分科会では米不足・価格高騰への声が多く出され、早速、農民連は知事へ申し入れにいきました。声を上げ続ければ変わります。(T )

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