2024年8月23日金曜日

民主主義ってなんだ?変えられるという希望

 「映画〇月〇日、区長になる女。」を見ました。2022年岸本聡子さんが初めての女性杉並区長に当選、翌年の劇的な区議選挙までを追ったドキュメンタリー映画です。都市計画道路問題をきっかけに自分事として選挙にかかわることになったペヤンヌマキ監督。今の日本に民主主義はあるのか?と絶望的な気持ちの皆さん、ここに希望があります!選挙戦2カ月前にベルギーから帰国した岸本さんを187票差で当選させたのは「住民思いの杉並区長をつくる会」の個性的な面々とそのネットワーク。どんな区にしたいかタウンミーティングを重ね、激論をかわし、一枚のチラシにもこだわり各人が自分のできること
で応援する。とりわけ“ひとり街宣”に胸が熱くなりました。古くは原水爆禁止運動や「東京ゴミ戦争」「新しい歴史教科書をつくる会」反対運動など住民運動が盛んな一方で、衆議院選挙では2021年まで石原伸晃氏が当選し続ける「自民党王国」でもあった杉並区。選挙を支えたみんなの思いは「住民の声を聞く区長に変えたい」それだけ。当選した瞬間は、万歳ではなく「選挙は続くよどこまでも」の合唱でお祝い。(当選してからも大変)民主主義の学校のような取り組みは、確実に区民の意識を変え、翌年の区議会選挙で現職12人が落選し、新人15人が当選、女性比率50%になりました。思わず、スクリーンに拍手しちゃったよ(S)


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