敦賀原発 新規制基準不適合=再稼働認めず
原子力規制委員会は敦賀原発2号機が「原子炉建屋直下に活断層がある可能性が否定できないとして、再稼働の前提となる新規制基準に不適合だとし、再稼働を認めないとしました。
新規制基準は活断層の上に安全上重要な施設は立てることを禁じています。ここには、とても大きな活断層(浦底断層)が走り、しかも原電自身が敷地内に多数の断層があると認めています。なのに、日本原子力発電(原電)は再申請をすると言います。能登半島地震を教訓にすべきです。廃炉を決断すべきです。
伊方原発訴訟=松山地裁 来年3月判決
伊方原発は1977年から運転開始、今は1号炉と2号炉は廃炉となっています。現在3号炉だけプルサーマル発電で稼働中。
福島原発の事故後、運転差し止めを求めて松山地裁に提訴。
今年6月の弁護団長の最終陳述では、中央構造線活断層地帯による地震が、能登半島地震をはるかに上回る巨大地震を起こす可能性があることを指摘し、「この裁判は、事故が起きてから、裁判官が反省して済むような裁判ではない」と断言しました。
そして「裁判所が本来の使命を果たし、明快な運転差し止めの判決をされると信じている」と締めくくりました。
来年の春、勇気ある公正な判決を期待したい。 (Y)