2024年5月10日金曜日

『報ステ』の万博礼参はテレ朝上層部の維新忖度か!

  開催まで1年を切った大阪・関西万博、増え続ける万博費用、ガス爆発事故への懸念、PCBが含有されている土、など懸念材料は山ほどある。そんな中『報道ステーション』(テレビ朝日)4/30の万博特集では、万博費用が増加し続けている点については触れたものの、街中インタビューでは反対意見は取り扱わなかった。そして番組キャスターたちの万博礼参の数々。

 玉川徹氏が『羽鳥慎一モーニングショー』で大阪万博の問題点を指摘してきたことを受けて吉村知事が「玉川徹は万博出禁」と発言。その後、知事は出禁発言を謝罪したが、『モーニングショー』は沈黙、スルー、万博を掘り下げて取り上げなくなってしまった。そして今回の放送。局の看板
報道番組で礼参報道を行うとは。報道機関として終わってるのではないか。今の日本は政治もひどいが、マスコミの報道はさらにひどい。「記者クラブ」や「政治部」が日本をダメにしている。権力に忖度するのが、仕事なのだろうか。

 国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」は3日、2024年の世界各国の報道自由度ランキングを発表した。対象180カ国・地域のうち、日本は昨年から二つ順位を下げて70位、先進7カ国(G7)で最下位だった。そんな中、前川喜平元文部科学次官・田中優子法政大学前総長らが共同代表を務める市民グループ「テレビ輝け!市民ネットワーク」がテレビ朝日ホールディングス(HD)の株主総会で「もの言う株主」になり、政治家などの圧力に報道が屈しないことなどを盛り込むことを求める。応援したい。(T)

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