2021年11月4日木曜日

野党共闘は失敗だったというけれど いやいや、よく見てみよう

 衆院選挙の結果、自民党議席を減らしはしたが261議席、公明党と維新の会とで衆議院の改憲勢力が3分の2をとった。一方、候補者1本化など野党共闘でたたかったが、議席は伸びなかった。このことだけをみて「野党共闘不発」だとか「理念なき野党共闘」などと野党共闘が失敗というキャンペーンがはられているように思う。野党共闘で1本化した結果、甘利幹事長や石原伸晃元幹事長など自民党の閣僚や役員が落選。1対1のところの野党統一候補は62選挙区で勝利し、32選挙区では土俵際まで詰め寄りあと1歩のところで惜敗。定数1の小選挙区制では1票でも多いほうが当選し99.9%は切り捨てられる制度。野党共闘は自公にとっては脅威、壊したいのだ。私は、データに示された結果に確信をもち、野党共闘の発展こそ政治を変えられる、そう思う。

 今、COP26がグラスゴーで開かれている。日本はまた不名誉な化石賞受賞。岸田首相演説に気候行動ネットワーク(CAN)は「日本は2030年以降も、50年以降も(石炭を)使用し続けようとしている」、「岸田氏はアンモニアや水素を使ったゼロエミッションの火力発電を妄信している」などと批判。会場入り口では日本の若者が「もう石炭はいらない」「政府は耳を傾けて」と抗議。今度の選挙はジェンダー平等も大きな争点になった。女性議員は2人減り比率は9,7%に。(Y)


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