2019年7月18日木曜日

映画「新聞記者」


 今、話題の映画『新聞記者」』。どんな監督が作ったのかと思ったら、“新聞を読んで育って来てない”“政治に対しての興味もほとんどなかった”“強い思想があるわけでもなかった”という1986年生まれの藤井道人さんでした。河村光庸プロデユーサーからのオファーがあった時、最初は断ったという。「それでもやってほしい」と言われ、再度読んでみていろいろ考え、もう1度断った。そうしたら、製作者の河村さんに「俺たちみたいな反政権の気持ちが強い人間が集まってこの映画を届けるんじゃなくて、お前たち世代が、政治に興味がない人間が撮ったらどうなるか。だからこそ撮るべきだと思うんだ」と説得され「一緒に心中してくれ」と親子ほど歳の離れた河村さんから言われたときに、賭けてみようと思った。いくつかの条件を伝え、「実名だらけの、ほぼドキュメンタリーの台本を変えていいですか」「ゼロから脚本を作るくらいの気持ちでやらせてください」と言い、主人公を2人にしたと言う。圧倒的に多い“政治は自分たちに関係ない”と思っている人にどう届けるか考えたと。多くの人にみてもらいたい映画だ。(T)

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