2023年9月22日金曜日

小学校時代の図書館の思い出

  私は、県西部の全校生徒500人ほどの小学校に通っていた。本が好きだったので、本館1階の中央にあった図書館によく行った。若い女性の司書さんがいつもいて、子どもたちもたくさん図書館にいた記憶がある。夏休みには、学校から遠い地域には、子ども会長の家に移動文庫という20冊余り本が入った木製の箱が学校から配られ、登校日の度入れかえてくれた。休み中私は読書三昧ができた。中学校に入学すると一番に図書館を探した。見つけた!音楽室の隣の鍵のかかった倉庫が「書庫」という名の図書室だった。その時の失望感!!

 さて20年余り前、機会があって小学校の時のその司書さんに電話で話を聞くことができた。彼女は「学校図書館法ができて、学校図書館を充実させなければいけないという機運が教育界に高まっていた。当時の校長先生から声を掛けられ、熱意に押されて勤めることになり、それ以後何十年もずっと勤めてきた。町立図書館ができたのを機に、経験を見込まれ異動配属。」「その後学校に司書はいなくなった。給料は、PTA会費と,町費からのとても低いものだった」とのこと。今更ながら感謝の気持ちで一杯になった。でも・・・学校図書館法ができてもう70年ほどになるが、学校図書館充実はどうだ!?。文科省は遅れを取り戻すべく整備を進め、今は第6次5カ年計画の段階にある。学校司書配置への予算の執行を切望する。(O)

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