軍学共同反対連絡会からのMLで紹介された「原発を並べて自衛戦争は出来ない」という論文を読んだ。福島第一原発の建設に携わった元東芝技術者・小倉士郎氏が2007年に書いている。15年も前の論文だが、武力攻撃を想定していない原発が万一攻撃された場合の被害の戦慄すべき状況が技術的、原子炉内部の構造面などで正確に描写されている。当時も今と同様に北朝鮮のミサイル発射を受け、改憲や第九条の是非についての論議が盛んだった。ロシア軍の2原発施設への軍事侵攻があり、改憲・軍事費倍増が叫ばれている今こそ読んでほしいと原発ゼロ事務局長斉藤先生は言われた。http://www.chikyuza.net/archives/8887小倉氏は原発を国内に抱えているわが国の状況では、どんなもっともな理由があろうとも国家であれ、武装集団であれ、どんな相手からも、我が国に対する武力攻撃を受けるような事態を作ってはならぬのである。国際紛争の解決の手段としての軍備を持たずに徹底的に、平和な手段で国際紛争を解決する努力をするのが国家滅亡を避けるためのもっとも現実的な方法なのである。A,原発に対する武力攻撃には、軍事力などでは護れない.日本の海岸に並んだ原発は、仮想敵(国)が引き金を持った核兵器であること。B,一たび原発が武力攻撃を受けたら、日本の土地は永久に人が住めない土地になり、再び人が住めるように戻る可能性がないことをあなた自身の言葉で身近な人に伝えてほしいと結んでいる。(S)
0 件のコメント:
コメントを投稿