2020年12月3日木曜日

マー君の歌。仕事のための命やない。命のための仕事や―

 19日、若い人が目立つ過労死等防止対策推進シンポジウム。2015年過労自殺した電通社員高橋まつりさんの労災認定を勝ち取った弁護士川人博氏のお話を聞いた。「過労死」の歴史は明治の「女工哀史」に遡る。「女工」が湖水に飛び込みその亡骸で諏訪湖が浅くなったというから凄まじい。今はどうか?警視庁の統計によると1日に約5人が過労自殺している。若者、中間管理職、高齢者、建設業、運送業、医師、教員、公務員、メディア関係、コロナ禍の中でエッセンシャルワーカーズの自死。次々に出てくる事例に暗澹たる気持ちになる。最後にまつりさんの母幸美さんがまつりさんのワンピースを着て登壇。明るかった娘さんの心が日々壊れていくのを涙ながらに語り、労働者の権利を知ることが大切だと若者に訴えた。46歳で父が過労自殺したマー君が6歳の時に書いた詩―ぼくの夢―『大きくなったら ぼくは博士になりたい そしてドラえもんに出てくるような タイムマシーンをつくる ぼくはタイムマシーンにのって お父さんの死んでしまう まえの日に行く そして「仕事に行ったらあかん」ていうんや』歌うダ・カーポの優しい声が胸に沁みた(S) 


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