2024年4月12日金曜日

食料の安全保障確保にならない! 「食料・農業・農村基本法改定案」

 “農業の憲法“といわれている「食料・農業・農村基本法」の25年ぶり改定が目論まれている。二つの問題点あり。①食料自給率の目標位置づけを「格下げ」したこと。②食料の安定供給として輸入促進を図っていること。日本の食料自給率は38%と先進国最低。(カナダ221%・オーストラリア173%・フランス117%・アメリカ115%―2022年食料需給表からー)もし
、輸入が途絶えたら、牛乳は4日にコップ1杯、卵1,5か月にたった1個、焼き肉は23日に1皿しか食べられない―衆議院議員田村貴昭氏によるー昨今の国際事情からすると気候危機や紛争の影響で輸入が不安定になることは大いにあり得る。えーっ、大変。でも大丈夫。そんな時にはと国は「食料供給困難事態対策法」なるものを提案してきた。いざという時に一人1日1900キロカロリーを確保するために生産者に生産転換を要請・指示してイモやコメを作らせるという内容、従わない場合20万円以下の罰金が科される。急に花農家がイモを作れるか?すぐに放棄地にコメが作れるか?戦争中に運動場にイモを植え、イモづるも食べたと母が言っていたなー。(はて、今は戦時中?)東京大学鈴木宜弘特任教授は「今苦しみながらも踏ん張っている農家の所得を改善すること、農家の疲弊は消費者、国民の命の問題だと認識し、抜本的な政策と予算をつけよ」と国会で陳述する。やっぱり軍事費を削って、命を守るために使えという結論になるよね(S)


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