岸田首相が4日の記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦し、大胆に検討を進める」と語ったとのニュースに目が点になった。この頃のマンガは異世界ものが多い。現実世界ではさえない、何をやってもうまくいかない若者が、ゲームの世界や、異世界へ転生して活躍するという話。「異次元の少子化対策って、違う世界で対策するのか!今の状態をどうにかして!」と思わずつっこみたくなった。『子育て罰―「親に冷たい日本」をかえるにはー』と言う本が出版されている。社会のあらゆる場面で、まるで子育てすること自体に罰を与えるかのような政治、制度、社会慣行、人々の意識。「政治や社会が子どもと子育てする親に課す冷たく厳しい仕打ち」「親、とくに母親に育児やケアの責任を押し付け、父親の育児参加を許さず、教育費の責任も親だけに負わせてきた、日本社会のありようそのもの」が「子育て罰」の正体であると述べている。さらに政治だけでなく、社会や企業も「子育て罰」に加担している状況を明らかにし、批判を加えている。一時的な支援、選挙の票取りのためにしか見えない政策では少子化対策にはならない。防衛費倍増とか言ってないで、本気で少子化対策をしないと日本に人はいなくなってしまうだろう。(T)
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