‐新婦人学校「女性史とジェンダー編」を受講して―
今、「当たり前」のことがそうではなかった。-女性には、選挙権がなかった。結婚は家と家との契約だから、女性には結婚・離婚の自由がない。離婚にあたっても妻には財産分与はない。遺産相続の時、夫の子や孫がいれば妻は相続できない。30歳で定年退職。男女別学で、家庭科は共修ではない。通学路にポルノ雑誌の販売機が普通にある。等(なんてこった!)を今の状態にするのにどれだけの草の根運動があったことか!
1時間の米山会長のお話は、ジェンダーとは何か、日本の遅れた実態、バックラッシュとのたたかい、新婦人の5つの目的の先駆性、男女差別裁判の先頭に立った先輩達の男女平等を求める果敢な運動(徳島でも全基労のたたかいは輝いています)、フラワーデモに見る性犯罪許さない行動、女性の地位の変遷を外国・日本の歴史・政治から読み解き、これらのたたかいが日本国憲法に結実したこと、女性差別撤廃条約が持つ画期的な意義など一言ではまとめられない(なのでこういうとっ散らかった文になる)内容の濃いものでした。後日新聞掲載あり。
日本の立ち遅れの要因に①財界のあくなき利潤追求戦略②改憲・女性蔑視の日本会議のバックラッシュ③平和施策への欠如が指摘されました。これからたくさんの「当たり前」をつくることは、極めて政治的な課題であり、同志社大学教授・岡野八代さんがしんふじん新聞に寄せた「ジェンダー平等をめざす社会は安倍政権を断固拒否しなければならない」という発言が改めて胸に落ちました。(S)
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