2025年7月4日金曜日

老朽化進むインフラに予算を使って!

 家を建てて40年弱。初めて流しの排水口点検修理をした。90%近く詰まっている排水管を見せられて納得。これではスムーズに流れないわ。ほんとメンテナンスって大切!個人的な事だからいいけど、これが国レベルとなると大きな事故につながることもある。高度成長期に建設された道路、橋、下水道などインフラの老朽化が進み、下水道管破損による道路の陥没は年間約2600件にも。今年1月の埼玉県八潮市の道路陥没事故は記憶に新しい。雨水と比べて汚水が流れる下水道管は有毒ガス発生のリスクもあり点検は難しい。人も時間もお金もかけてのメンテナンスが必要だ。1995年に6万2千人いた水道職員は22年には3万9千人に激減。50年を経過した下水道管の割合は42年に40%に、橋は75%、トンネルの53%が40年までに50年を超えるという。水道事業は地方自治体の仕事で厳しい財政の中では水道料金の値上げにもつながる。国は不要不急の大型開発でなく、安心して生活できるインフラ整備に予算を使って地方自治体を支援してほしい。軍事費GDP比5%なんてもってのほか。(S)