2017年8月30日水曜日

被災地で開催された第63回日本母親大会に参加しました

全国から延べ10700人が参加した被災地岩手県での第63回日本母親大会。私は特別企画で岩手陸前高田を訪問。バスの中で大坪涼子共産党市議から当時の事や7年目に入った街の復興の状況を聞く。がれきはないものの大規模に嵩上げされた更地が目立ち、復興半ばの感を強くした。車窓からあの奇跡の一本松も見た。午後からはシンガポール寄贈された多目的ホールで戸羽太市長の講演。ご自身のお連れ合いを震災で亡くされた所では言葉に詰まり涙を流された。「ノーマライゼーションという言葉のいらないまち」陸前高田をめざし、パワースポットにしたいとの高い志と熱い思いに感動した。
その後、“あまちゃん”で知られる三陸鉄道(車両はクウェートからの支援金で新製された)で盛から釜石まで36㎞のリアス式海岸を眺めながら、車内学習。7割がトンネル。抜けて広がる海岸沿いの町も嵩上げ工事や防潮堤建設のショベルカーが目立った。建物の復興は見えやすいが、死者・行方不明者5802人につながる人々の心の回復は?考えさせられた母親大会だった(S)