2020年1月30日木曜日

経済格差の要因は、税逃れとジェンダー不平等

トランプ大統領とグレタさんが演説して注目を集めているダボス会議開幕に先立ち国際援助団体オックスファムが発表した報告書の記事を見て愕然とした。「世界の億万長者2153人が持つ富は、世界の6割にあたる46億人が持つ富の合計よりも大きい。世界で最も裕福な22人の男性の富の合計は、アフリカのすべての女性が持つ富よりも大きい。」そして「世界の人口の約半分は1日約606円以下で暮らしている。」等々。経済格差の広がりは深刻度を増していて、その背景には超富裕層が本来支払うべき税額の3割にあたる税逃れと低賃金や不安定な雇用、家事育児・介護の労働が女性に過重に押し付けられている問題があると指摘する。「最も裕福な1%の人々の富に今後10年間で0.5%追加課税するだけで、教育、医療、高齢者介護などの分野で」1億1700万人の雇用につながる」という。ならば各国の政府がすることははっきりしている。男女の経済的平等の実現と富裕層への減税や税逃れを許さないことだ。(S)

2020年1月23日木曜日

ブラック校則は変えられる!

先週の新婦人新聞、「岐阜県の全県立高校がブラック校則廃止に!」の記事、校則がこんなにブラックだったなんて驚いた。きっかけは2006年の教育基本法改悪から
 校則のない学校もあるという。ない方が生徒は信頼されていると感じるのではないだろうか!
 何年も前から「予測できない未来に対応するために、自分の頭で考え主体的に行動できる、個性的で創造的な人間を育成しなければ」と言われてきたように思うが、学校現場では言われたように行動しなければ叱られる。「自主性・創造性」と目標に掲げられているが、現状は全く逆のようだ。
 そして大学入試改革でいきなり「思考力、判断力、表現力」を問おうとしたようだが、失敗に終わった。(いったいどうやってそんな能力を測定できるのか)もしかしたらお題目を掲げている方たちもどうしたらよいのかわからなくなっているのではないだろうか?
 「改革に翻弄されている次世代は、私たちの時代の愚かさに対して必ず復讐するだろう」と白井聡さん。どんな復讐が待っているのだろうか!(T)
とのこと。

2020年1月22日水曜日

これからの予定(1/23~2/11)

1/23(木)組織部会 13時半~
 28(火)はたらく女性徳島県集会実行委員会 14時~
     ゆきとどいた教育実行委員会19時~
 30(木)「ゲノム編集食品はいらない」
2/3(月)機関紙部会 11時半~
     さつまいも共同購入日
 7(金)徳島支部班長・小組長会議10時~
 8(土)母親大会四国ブロック交流会 アミコミーティングル
9(日)母親大会四国ブロック交流会 ふれあい健康館
 11(火)2.11集会 9時45分~ ふれあい健康館
※毎週金曜日18時~ 徳島駅前で原発ゼロ行動
※毎月3日、19日 統一行動(憲法共同センター)

2020年1月19日日曜日

原発ゼロの会 講演会&第10回総会 に参加してきました

 原発ゼロ徳島連絡会第10回総会と環境ジャーナリスト佐藤由美さんの講演会が1月18日(土)開催されました。

 パリ協定が始まった!~地球温暖化は議論から行動へ~と題した佐藤由美さんの講演は、世界の平均気温の上昇と気候変動の関係、気候変動と健康問題、干ばつと国際紛争の因果関係など、国際機関の発表している数字を交えたり、地元徳島の問題にも言及したりと、大変分かりやすいものでした。耳慣れてしまった「地球温暖化」という言葉も、今や「地球加熱化」、「気候変動」は「気候危機」や「気候緊急事態」と世界では呼んでいるのだと、初めて知りました。2011年以来、原発の代わりに石炭火電を稼働させている日本では、原発を再稼働することで二酸化炭素排出が減らせると主張する人がいるようですが、原発は論外として、再生可能エネルギー100%に1日も早く転換していかなければならないと思いました。質疑応答で、再生可能エネルギーの電力だけを使いたいという方の質問に、四電を使っている人なら再エネプレミアムプランというのがあるとの佐藤さんのアドバイスがあり、再生可能エネルギーのために個人ができることとして関心を持ちました。

 2011年3月11日の東日本大震災時に起きた福島第一原発事故から間もなく9年。今も放射能汚染水は海に流れ続けています。4万人を超える人が避難生活を続け、避難指示が解除された地域では高い放射線量やがんなどの健康不安の中で生活する人がいます。一方で国は原発再稼働をすすめ現在9基の原発が稼働し、2030年までに22%を原発でまかなうといいます。17日、山口県東部の住民の訴えにより、伊方原発3号機に対し、広島高裁で運転差し止めの仮処分判決が出ましたが、一日も早く原発ゼロに、自然エネルギーへの転換が必要です。私たち一人ひとりにもできることがあるはずです。SNSの発信でも、パレード参加でも、できうることをしていかなければ、と思いました。
※3.11集会 2020年3月11日(水)18時30分~19時30分 徳島駅前広場

2020年1月16日木曜日

アベ9条改憲NO!改憲発議に反対Stop War! 自衛隊の中東派兵反対

2020年、徳島はおだやかな日和の正月を迎えました。
が、しかし、世界は大変なことに。トランプ大統領の指示によりイラン司令官をイラクバグダッド空港で空爆で殺害。「海外展開する人員を守るために自衛行動をとった」という。アメリカから遠く離れた中東の地で、自衛?!イランも報復のミサイル発射で攻撃。あわや、新たな湾岸戦争かと緊張が高まりました。何とか軍事衝突は回避されたが、この暴挙は国連憲章・国際法にも違反。許されません。安倍首相はこの事態にもゴルフ三昧、何のコメントもなし。中東への自衛隊派兵をやめようとしません。ある政党機関紙に「トランペット政治からの脱却」とあったが、まさにトランプ言いなりの「ペット」。カルロス・ゴーン被告の逃亡はスパイ映画さながら。それから、カジノ汚職。元副大臣の逮捕、そのほか自民党の複数の議員にも疑いが、日本維新の会議員も闇献金受領。大きな疑獄事件に発展しそう。「桜を見る会」も自民党地方議員が大量に参加。飲食・設営会社の入札に関連して、またもや昭恵氏の名前が登場。安倍政権は断崖絶壁に追い詰められている。「安倍9条改憲NO! 改憲発議に反対する全国緊急署名」が始まった。戦争はあかん、9条壊すな、憲法守れの行動を新年早々から始めましょう。(Y)

2020年1月15日水曜日

これからの予定(1/17~2/9)

1/17(金)母親大会実行委員会19時~
      小松島支部総会 10時~ みなと交流センターこころ
 18(土)原発ゼロ総会 13時半~ ふれあい健康館
 23(木)組織部会 13時半~
 28(火)はたらく女性徳島県集会実行委員会 14時~
     ゆきとどいた教育実行委員会19時~
2/3(月)機関紙部会 11時半~
 8(土)母親大会四国ブロック交流会 アミコミーティングル
9(日)母親大会四国ブロック交流会 ふれあい健康館
※毎週金曜日18時~ 徳島駅前で原発ゼロ行動
※毎月3日、19日 統一行動(憲法共同センター)

2020年1月12日日曜日

映画「主戦場」見てきました

YouTuberの監督が作った「慰安婦問題」に関する映画と聞いて、正直見に行くのをためらったが行ってよかった。様々な立場からこの問題についての論戦が繰り広げられ、情報量も多くて迫力があった。この問題の姿が少し分かってきた気がする。そして今の日本の危うさも。もっと多くの人に見てもらいたい映画だった。M

2020年1月11日土曜日

成人式署名

 恒例の核兵器廃絶成人式署名は1月3日、佐古コミセン前で5人の会員が新成人に呼びかけ、34人に署名してもらいました。1月11日の渭北コミセンの成人式会場前でも12人が署名に応じてくれたものの、個人情報への意識の高まりか、署名を集めることが難しくなっていると感じました。また、ここ数年署名を呼び掛けた際に、「だいじょうぶです」と断る若者が散見されます。「興味ない」という意味なのでしょうが、「君たちの未来が大丈夫じゃないから行動しているのに」と、何ともはがゆい思いです。「得体のしれない人に署名をしたくない」とか言ってくれる方がいいと思うのは私だけでしょうか。
 ともあれ、女性は美しい振袖姿で、男性はダークスーツ姿で、友人との再会を喜びながら晴れやかに祝賀式の会場に入っていく姿を見て、この子たちの未来が平和で幸福なものであってほしいと思いました。M

2020年1月1日水曜日

2020年、希望をもって進もう!

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2019年は、選挙の年だった。参院選で野党共闘が進み、改憲勢力3分の2を割った。国会では桜を見る会の野党共同での追及、大学共通テストの英語民間試験、続いて記述式試験の見送りなど、共同の力が少しずつ政治を変えてきた。12月8日伊藤詩織さん勝訴判決。伊藤さんは「勝利したからといって、なかったことにはならない。してはいけない。」不都合な真実に向き合わず「なかったことにする」ことが何と多い政権だろうか。疑惑に蓋をする、逃げる、慰安婦、徴用工問題等々。気候変動の深刻さにも目を背けている。2020年は東京オリンピックが行われる。聖火のスタートが福島であるが、復興が終わったなどということにしてはいけない。スポーツの祭典が政治に振り回されることがないように願う。世界は、SDGs(持続可能な開発目標)に向かって進んでいる。フィンランドでは34歳の女性首相が誕生した。核兵器禁止条約批准国も増えている。新婦人の5つの目的を再確認し、希望をもって進んでいこう。(O)