2018年6月14日木曜日

「遺伝子組み換えでない」表示が消える?

豆腐を買うとき、「遺伝子組み換えでない」という表示を見て、買いますよね? 今、日本では大豆やとうもろこし、馬鈴薯など農産物8作物とそれらの加工品33品目に「遺伝子組み換えでない」「遺伝子組み換え不分別」と表示が義務付けられています。昨年4月、消費者庁で「遺伝子組み換え表示制度に関する検討会」が開始、今年の3月報告書案が出されました。表示義務対象の品目や原材料の範囲の拡大はせず、現状維持とし、「遺伝子組み換えでない」と表示できる混入率を5%から0%に引き下げる報告書となっています。混入率をもっと下げよという要望がありますが、混入率0%は前進ではありません。0%は、アメリカから大量に遺伝子組み換え作物を輸入する日本ではほぼ不可能。「遺伝子組み換えでない」と表示した食品はなくなってしまう事態になりかねません。0%条件で得をするのは、組み換え作物をこれまで以上に売りたいアメリカなどの多国籍企業です。
すべての食品を義務表示対象にすることを求めていきましょう。  (Y)

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