2018年6月7日木曜日

守りたい日本の田園風景

梅雨に入り、これから稲苗が青々と生長する季節。でも、年々田植えをやめる田んぼが周りに少しずつ広がっている。「年をとってできなくなった」「機械がこわれたけど、買い換えてまではやれない。米を買った方が安い」「頼んで作ってもらっていたけど、その人がもうできなくなった」など米作りの担い手がどんどん減っている。米を作ってみて感じるのは、おおまかなマニュアルは参考になるが、それぞれの田んぼの特性があって、少しずつコツがあること。近所にベテランの専業農家のおじさんがいて、教えてもらっているが、さすがと思うことが多々ある。この人ができなくなったら、あの広い田畑はどうなるのだろうと心配になる。ほぼ半年かけて米を作り収穫して出荷しても、肥料や機械設備などを考えると赤字、人件費は出ない。このままでは、おいしい国産米が食べられなくなるのではと危惧される。安倍首相は、数年前に「美しい国・日本を取り戻す」と言っていた。あれから、美しい田園風景は減少の一途をたどっている。種子法の廃止、TPPなどとんでもない。もっと将来を考えてほしい。(0)

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