2017年2月15日水曜日

市長とわいわい言ってきました

新婦人徳島支部では、徳島市が昨年8月より行っている「遠藤市長とわいわい言えへんで」という対話企画に応募し、215日(水)午後130分から1時間という短い時間でしたが、市長との直接対話が実現しました。新婦人からは13名が参加。事前に提出したトークテーマに関連する市の担当者が臨席し、「わいわい」というには、やや堅苦しい雰囲気でした。
新婦人の発言は先ず、遠藤市政になって小中学校へのエアコン設置を公約し、進められていること、中学校までの医療費無料制度拡充されることへの謝辞から話は始まりました。
きたない、臭い、怖い学校のトイレを速いテンポで改修してほしいという要望、食育や子どもの貧困問題から学校給食の無料化・補助への要望については、大事なこととした上で、市の財政難のため特に後者は実現が難しいとのこと。国の学校図書館整備5か年計画に伴い図書館司書の配置のため地方交付税措置が講じられていることをふまえ、予算化求めた発言については、このことを知らなかったので調べてみたいとの市長の発言にわずかに希望が見えた気がしました。
子どもの医療費600円の自己負担の廃止など更なる負担減へのお願いは、恒常的な制度としては財政的に実現が困難とのこと。その他、公民館コミセンの利用料の軽減、長期間空室になっている市営住宅の有効利用、盲導犬を伴って商店などに入りやすいよう市でも広報活動を、ごみ分別の市民意識が停滞している現状などについて新婦人から意見を述べたものの、いずれもすぐに改善されるものではなく、財政難という地方都市特有の悩みが壁になっていると感じました。
しかし一方で新婦人が長年にわたり要求を続けてきた乳幼児医療費無料制度は中学生まで拡充され、小中学校にエアコン設置が始まり、歩みは遅くても少しずつ要求が実を結んでいることも知ることができました。
地元テレビ局のアナウンサーとして、多くの市民に親しまれ、市民の声を伝えてきた経歴をもつ遠藤市長だけに、行政に今何が求められているのか、何ができるのかをアンテナを高く、垣根を低く、これからも市民の声に耳を傾けていっていただきたいと思いました。(徳島支部 M)